外の世界は意外と楽しい

海外経験者のサードプレイスAWAY LOUNGE代表者のブログ

第7回#AWAYLOUNGE海外経験者のタワマンパーティー@晴海

AWAY LOUNGEとは

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1)長期の海外経験がある学生
2)半年以内に長期で日本を発つことが決まっている学生
を対象にタワマンで開催しているちょっとグローバルな宅飲みです。東京、大阪で計7回開催しました。11月に金沢、そのうち名古屋でも開催予定です。

興味ある人はここに詳細や参加方法をまとめてあるのでご覧あれ!

*この記事の最後尾にも仮メンバー登録フォームをつけてあります。

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1次会の様子

2次会の様子

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VRという新興の事業領域で世界を取りに行く恵比寿のITベンチャー企業「コロプラ」のインターン記録/感想/内容まとめ

こんなあなたに読んでほしい

海外バックグラウンドを持ち、新しい事業領域で世界と闘っていきたいと考えている人

寄らば大樹のなんとやらよりも、大樹を創り上げる方が好きな人

マレーシアでの出会い

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画像:マレーシアの近代化を象徴するペトロナスツインタワー

短期のインターンは好きじゃない。

ES書いて、テストして、面接して、と時間をかけるのに数日で終わってしまう。

結果、会社のことも実際に働く姿も想像できない。友達作り以上の価値を見出せずにいた。

そんなわけで、この夏のサマーインターンに応募する気は無かった。この夏は、自分の事業に集中しようと決めかけた。そんな時、懐かしい人から連絡が来た。

「とこいくん、VRに興味ない?」 

彼は2015年にマレーシアで出会った日本人(上田氏)で、当時は教育系のベンチャー企業で活躍していた。 

ポテンシャル溢れるVR/AR

VR(Virtual Reality)には大学2年生である2014年頃から興味があった。東大の知人がVR関連のイベントをちょくちょく開催しているのを耳にしていたからだ。

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画像:VRヘッドセット「Oculus Rift」

VR/ARといえば、世界を牽引するIT企業、google、facebookなどが参入を決めたことや、ゴールドマンサックスがGoldman Sachs Global Investment Researchの中で、ハードウェア市場規模でテレビを抜く可能性を示唆したことを思い出す人も多いだろう。 

▼(参考)AR/VR市場が「爆増」、2020年には16兆円規模に

www.sbbit.jp

2020年には国内だけで3兆円規模になると言われるVR市場。医療、教育、不動産、旅行、エンタメなど応用範囲の幅広いこのテクノロジーに興味を持つ人は私だけではないはずだ。

VR業界で世界に並び立つコロプラ

そんなVRに対し、本気で取り組んでいる和製企業はないと思っていた。間違いだった。

世界屈指のVRファンドを持ち、世界最多のVR向けソフトを世に出し、数多くのVR関連特許を取得している会社が日本にはあった。
日本ではスマホ向けゲームで有名なコロプラである。ちなみにこの会社、しれっと東証一部に上場している。

▼(参考)「Oculus Riftと同時発売されるゲーム」30タイトルを動画で紹介

wired.jp

▼(参考)コロプラが取得した特許に関する記事まとめ

コロプラ | Patent Book

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画像:コロプラのワークスペース

そして、「VRに興味ない?」と声をかけていただいた上田氏こそ、日本のVR業界を牽引し世界と戦っている「コロプラ」の社員だったのだ。

VR事業創造サマーインターン

興味津々である旨を伝えると、サマーインターンプログラムへの選考を案内された。

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画像:コロプラのインターンシップサイト(http://be-ars.colopl.co.jp/internship/jisedai/

次世代共創プロジェクトの中の総合職向けプラグラム、「Next Strategy Project」 総合職3days。漢字カタカナ英数字が混じっているが、内容は至ってシンプル。

  • 3日(実質2日)でエンタメを軸としたVR事業を立案すること
  • 売上高予測・支出予測・利益予測など数値計画書も用意すること
  • その案をオキュラスジャパンやコロプラなどの日本VR界の主要プレイヤーにプレゼンすること

参加するメリットとしては

  • 世界屈指のハイエンドVRを体験できる
  • VRの事業を創った当事者や、事業投資のメンバーへヒアリングができる
  • VR業界のこれからを見通すだけのインプットができる

他社のプログラムでは数値計画までしっかり求められることはあまりない。
ほとんどが事業立案という名のビジネスコンテスト、いやアイディアソンのようになっている。その中でしっかり数値計画まで求めてくるコロプラのプログラムはさすがであった。

 

内容に比して期間が3日と短すぎることが気になったが、この期間は寝るなというメッセージだと解釈した。
実際オフィスにはレッドブルとカップラーメンが山と積まれていた。
 

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画像:提供されたカップラーメンとレッドブル

なんだかグローバルな参加者

参加者はかなりこだわって集めたと、上田氏から伺っていた。

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画像:コロプラの総合職インターン参加者 

楽しみにしてはいたが、実際に行ってみて驚いた。「ベトナム住んでました」「インド行ってました」「マレーシア行ってました(わたし)」「アメリカ行ってました」などなど海外経験者が豊富なこと。

これは個人的にすごく嬉しかった。業務以外でも楽しい話ができそうだし、キャリアの話も国内外フラットにできると思った。

また、こんなことを書くとえらく薄っぺらくなるが、学歴は総じて高かった。ほとんどが旧帝大で、マーチからは中大のみだった。

メンターがイケメンすぎてびびった件

VRについて何も知らない我々学生を助けてくれるのは、コロプラの頭キレキレのメンター陣。

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 画像:インターン初日、メンター紹介の様子

ここで無根拠に確信したことがある。

「コロプラの採用にはイケメン枠がある」

 それくらいメンターがイケメンすぎた。

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 画像:VR事業の概要をレクチャーするメンターさん

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  画像:グループワークの様子を見に来たメンターさん

足の長さと顔の完成度、頭のキレという三拍子揃った勝ちようがないイケメン。

そんな彼はわたし達のチームのメンターだった。

他のチームからもフィードバックを求められ引っ張りだこだった彼。一から十まで指示は出さず、基本は学生チームに任せてくれた。 

”Speech is silver,silence is golden.”との言葉があるが、我々学生にとってメンターの沈黙は金である。「いよいよやばかったらメンターに頼れるだろう」という意識を完全に排除できる上、無言のプレッシャーを感じながら試行錯誤できるからだ。 

とはいえアドバイスはいただきたい。じっと議論を見守り、限りなく少ない言葉に指摘をまとめ、すっと差し込んでくる感覚には驚嘆せざるを得なかった。

ちなみに彼は360度動画プラットフォームの事業責任者である。入社後すぐにこのプラットフォームを作ることを役員に提案し、事業化する運びとなったそうだ。

▼(参考)360度動画専門チャンネル「360Channel」は、VRを次のステージに導く旗手となるのか?

www.recruit-lifestyle.co.jp

コロプラに入ったらこの人も競争相手になるのかと思うと、ちょっと暗くなったのもまた事実である。

タイトで濃密な3日間

インターンは6つに分かれたチームでのワークがメインだった。
わたしのいたチームメンバーは、関西(京大、阪大)関東(東大、早大、上智大)の学部から1人ずつ集まった。留学経験者もいたし、事業を立ち上げている人もいた。すごく良いチームだった。

 

議論の箱を積み上げられる人がいて、その中にぽんぽん意見を放り込める人がいて、多くのソースから情報引っ張って来れる人がいた。
そして皆が議論に積極的に参加できていた。誰かの意見を潰すような議論ではなく、建設的な議論が終始行われていた。非常に気持ちの良いチームだった。

 

以下、3日間の様子をチームの画像中心で様子を振り返る。

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 画像:配られたお弁当を食べる参加者

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 画像:VRに関して各自調べ物をする参加者

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 画像:GearVRを試す参加者(私)

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 画像:グループでの議論の様子

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  画像:中間発表にて内定者メンター並びに投資家陣にプレゼンする参加者

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 画像:リラックスした空気で議論を進める参加者

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 画像:リラックスしながら各自作業を進める参加者

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画像:質疑応答に答える学生

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画像:学生の発表を聞く審査員(右からOculus Japan 池田氏、コロプラ取締役CFO 長谷部氏、コロプラネクスト代表取締役社長 山上氏、コロプラ執行役員 緒方氏)

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画像:最終発表後の集合写真

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画像:打ち上げ時の集合写真

いくらなんでもしょぼすぎた私たち

結局、参加した学生全員が、コロプラに対して何のバリューも提供できなかったのではないかと思う。学生(若者)の価値は 

「社会人(大人)が思いつかない発想をすること」

にしかないと私は思っている。しかし、馴染みのないVRには攻めあぐねた。ありきたりなアイディアしか出てこなかった。

最終発表の後、経営陣からの講評をいただけた。しかしそのコメントからは一切のポジティブな評価を感じることはできなかった。
経営陣やメンター陣をワクワクさせる何かを、一つも提示できなかった。
 

貴重な業務時間や休日も割いていただいたコロプラの皆さんには非常に申し訳ない気持ちでいっぱいである。

例のイケメンターさんからいただいたチームに対するこのフィードバックが刺さった。

チームとしてアウトプットを明確に持ちそれに向けてアクションできるのが優秀なビジネスマンであり、みなさんは言葉どおり「優秀」なビジネスマンになるはずなので、それは何がなんでも習得していただければと思います。

社会に出るまでの残り十数か月、常に意識して生活させていただきます。

やっぱり楽しいVR

ワークの中で、VR業界の展望についてお話を伺えたことはもちろん、実際にVR機器に触れることもできた。

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画像:VRを体験するインターン参加者

人間が世界を認識する際、もっとも情報量が多いのは五感のうち視覚であるはず。その視覚をそっくり別な世界に飛ばしてくれるのがVRである。

しばらくVRをつけていると、それがリアルな世界だと錯覚する。つまり、VRは他の既存のハードと異なり、リアルに限りなく近い体験を提供することを可能にしてくれる。 

1,500円程度で簡単なVR体験はすでに可能である。appストアでVRと検索してみて欲しい。すでにVR対応のアプリがいくつもリリースされていることが分かるはず。

一つでも興味を持ったら、まずは廉価のGoogle Cardboardを購入してみよう。

Google Cardboard – Google VR

 

ちなみにgoogleは本気でVRに乗り出しており、いくつかのソフトをすでにリリースしている。その1つであるTilt Brushを今回わたしも体験できた。
こちらは3次元空間に絵を描いたり雪を降らせたりできるものであるが、これが凄かった。言葉では形容しがたいので、こちらの1分ほどの動画を観て欲しい。その凄さの一端を垣間見れるはずだ。

▼(動画)Tilt Brush: Painting from a new perspective

www.youtube.com

無の空間に好きなものを創造できる体験は、聞きしに勝る衝撃であった。世界トップのIT企業も本気なこのVR。ぜひ皆さんにも体験して欲しい。

 

書いた人

note.mu

活動内容

terrace-inc.com

お問い合わせ等はこちらから

https://www.facebook.com/yuki.tokoi

大学3年生にして4年目の夏

9月が始まった。

年度初めに日本に帰国していきなり始まった大学生活は、逆カルチャーショックと生活リズムの極端な変化に加え、別れのが残した心の傷跡やあっちこっちから降り積もる膨大な仕事による肉体の疲労、ボディーブローのように効いてくる都会特有の冷たい関係性との戦いだった。

 

この戦いで目覚ましい勝利を得ることはできないと分かった時点で、私はドラクエで言うところのパーティーを作り始めた。これによって逆カルチャーショックや都会の冷たさは撃滅することができた。

 

しかしまぁやはりあっちこっちから降り積もる仕事と、就活関連の細かいESだのテストだのが確実に抉ってきた。精神が磨耗されながらもなんとか大学にも通っていた。辛うじて。

 

大学が休暇に入った7月末からは普段は大学に抑制されている大学生の行動力が爆発し、あっちこっちから突飛な何かに引っ張り回されることになった。

 

明日横浜でボルダリングな。だの、来週水戸泊まって大洗でサーフィンね。だの、大学借りてイベントやるから運営サイド入れや。だの、研修のファシリテーターやってくれ。だの。

 

そんなこんなで8月も過ぎた。知り合いも数十人単位で増え、友人も数人増え、帰国し始めた友人たちとも旧交を温めた。まぁ、戦コンの対策全くしなかったら見事に面接で全落ちしたのを除いて総じていい感じだった。

 

9月の1日目は昼は水滸伝を読み、夜はトビタテや他の友人たちと西武球場で野球を観戦して過ごした。いけ好かないイケメンや鼻筋の通った美女、無駄なコミュ力を発揮しがちな野郎やそのたもろもろ20名強いたのではないか。

 

数年ぶりの野球観戦、初めての西武球場、20名強のノリがいい集団、7点差の大敗。これはいい経験になった。

 

さて今週もわんさかすることがある。ずばずばいきましょうか。

【楽しそうすぎる!】海外経験者が集まるリア充タワマンパーティーの写真まとめ

「「楽しそうすぎるけど東京にいなくて参加できない(号泣)」」
という声を多数頂いた(from 大阪/沖縄)のでパーティーの写真をまとめました。初めての人もいると思うので、最初にAWAY LOUNGEの概要をさらっと説明します。

毎月1度、都内のタワーマンションでパーティー(AWAY LOUNGE)を開催しています。会場の協力をしてくださる心温かい方々がいてこそ成り立っております。本当にありがとうございます。

タワマンなので部屋からの景色は素晴らしいです↓

AWAY LOUNGEについて

AWAY LOUNGEとは
1)長期の海外経験がある学生
2)半年以内に長期で日本を発つことが決まっている学生
を対象に開催している交流会です。現在のところ東京のみの開催ですが、大阪で9月に、金沢で11月に開催する予定です。名古屋でも日程未定ですが開催が決まっています。(企業/個人による協賛寄付を募集しております。運営までご連絡くださいませ。)

こんな人が来ています↓

やはり都内の大学生が多いですが、滋賀や九州にもメンバーがいます。大学名で切ってないので、全国約50の大学にメンバーがおります(2016年8月現在)

2016年7月31日に開催した第4回AWAY LOUNGEの二次会の様子↓

なぜやっているのか

・自分のため
突き詰めて言えば私が楽しく生きれる環境を作りたいだけなんですが、そのために
1)長期で海外に滞在していた人たち(日本っぽくない人たち)のホーム=私がリラックスできる場所を全国に作る→海外経験者のサードプレイス作り
2)しがらみを気にせず、てめぇの人生はてめぇで決めることが当たり前という考え方が当たり前だということが再認識できる場を作る→パーティーの運営
を行っています。

2016年7月31日に開催した第4回AWAY LOUNGEの一次会の様子↓

・自分以外の誰かのため

長期の海外経験がある学生は世界観も人生観もキャリア観も日本の一般的なそれと異なっていることが多いです。結果、どこに行っても浮きがちです。

仮にそれが日本人ではなければ「やっぱり外国の大学生はいろいろ考えてて凄いー!」とか言われますが、これが日本人になると「意識高いなお前。」で終わりがちです。

実際には意識の高低ではなくて意識が向いてる方向が違うだけであることがほとんどなので、「意識高いなお前。」で終わると悲しいですよね。というわけで「意識高いね」で終わらないコミュニティーを作っています。

パーティーでは恋人の話、哲学の話、最近見た映画の話、社会に関する話などいわゆる意識低い話から意識高い話まで多くのトピックが舞っています。

パーティーはメンバー限定です。
興味がある人は↓のバナーからメンバーへ

公式アカウント
公式ページ : myaway.jp/lounge
facebook : @awaylounge
twitter : @AWAYLOUNGE

 

そんなAWAY LOUNGEのパーティーの模様を画像でお届けします!

第4回AWAY LOUNGE

会場は新宿の高層ビル

さすがの眺望

上品なお部屋でございます。

上品な感じで交流しています。

ハワイから帰国したみたいです。長期でハワイとか羨ましい以外の何物でもない。

サンノゼ、台湾から帰国した人たち。

フランス帰りとイギリスの大学に通うイケメン。

ドイツ、アメリカ、オーストラリア、エクアドルから帰国した人たちで、サルサの練習が始まる。

満足げです。

ラスベガス、韓国に行っていた人たち。ウクレレ弾きながら話してる。

突如”ティファニーで朝食を”の”moon river”を弾き出す。

オランダとフィンランドに留学に行っていた人と、中国とタイがバックグラウンドの人の図

前出のドイツとマレーシアに加え、インド/フィリピン帰りとアメリカから一時帰国中の人たち。

お気に入りショット。二人ともウインクできてる写真ってわりとレアだと思うんだ。

一次会の集合写真。何人か欠けてるのが残念だけど。

二次会の写真。人狼ゲームしながらシーシャでリラックスしたよ。

参加してみたくなったら↓から仮メンバー登録してね!

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参加者の感想など

パーティーに参加するにはまず仮メンバーへ↓

コラボ企画やりましょう!や、協賛しても良いかも...という方、ご連絡お待ちしております。ご説明に上がらせていただきます。
連絡先
mail:yuki.tokoi@ud-intl.com
facebook : https://www.facebook.com/yuki.tokoi
twitter

 

元記事:AWAY STORY

DDはヤキソバ食って生きてるんだよ

補足
DD=男子大学生
ヤキソバ=コスパ最強カップヤキソバ
ちなみに、登場するタバコは着火してません(室内禁煙なので念のため)

本文
ちょうど別れてから3ヶ月だった。何か記念しなきゃいけないねー!
とか言いながら、幼なじみ的に仲の良い女友達とウクレレを弾いく平日の午後4時。

あー、前弾けた千本桜も、MAGIC!のrudeも弾けなくなっている。マレーシアにいた時は弾けていたのに。
そういえば昼飯食ってないな。

ヤキソバ食うか。

お湯を沸かしてっと。......(いまどき20年以上まえの産まれてこのかた見たことのない渦巻きキンチョールみたいな形したコンロなので遅い)

早く3分経たないかなー3分。
さんふんふふーん

あー楽しみだなー3分。3分後にヤキソバかー。3分早くー

焦らすなぁもう♡

焦らすなぁぁぁぁもう。

焦れた。

焦れた....っっっ!!!
この漏れてくる香り。ぐはぁぁぁぁぁぁっ

チラッ

もっと欲しいもっと欲しい

そろそろいいかな。うん。いいはず。(3分計ってなかった)

ご開帳〜

開けるよー。びゃぁぁぁぁぁっっっ

こいつでとどめだぁっ!
ソースびゅゅゅゅゅーっ

雑。

どんなにいますぐ食べたくても、混ぜるのは忘れない

下からすくい上げて〜

ぐいっ

よく混ざったので、烏龍茶飲もう!

やっぱり烏龍茶だよねー。ヤキソバには紅茶でもコーヒーでも緑茶でもなく烏龍茶だよねー

さて、食べるまえに大学生としてやらねばならない仕事が残っている。

たららたったらー

飯テロツイートだぁぁぁぁっっっ!!!

(おしゃれさのかけらもなく、1つのファボもつきませんでした)

さぁてどこから食ってやろうか
ぐっへっへっへ

ぎゅごっぎゅごごごごご

ぎゅきゅきゅきゅきゅきゅきゅ

ずぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

ぱくぱくっ

ぱくっ

んめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!(1本出てる。出てる。はしたない)

そこの哀れな眼差しをくれているお前!
ヤキソバはDDのお腹のレスキュー隊なんだぞわかったか(ドヤ)

よし、出かけよう。。。。(テンション低め)

やっぱり手料理食べたい

と、ヤキソバばかり食ってる私はこんなものを運営しています。
AWAY LOUNGE ~海外な学生のサードプレイス〜

http://media.myaway.jp/archives/3344
ってわけで、中長期で日本を出ていた経験のある学生を集めたパーティーを毎月1回開催しています。

参加者に変な人を入れないために事前にメンバーになってもらってますので、こちらの記事を一読の上興味あればポチってくださーい
http://media.myaway.jp/archives/3344
ツイッターはこれです

海外経験者パーティー、また開催したよ

この四半期運営してきたAWAY LOUNGE。海外な大学生のサードプレイス。
都内のタワーマンションのラウンジで、海外経験のある大学生or飛び立ち間近な大学生がゆるい宅飲みな感じで盛り上がるパーティーです。
詳細はこちらに:https://note.mu/yuki_tokoi/n/na7a4eac7a6b4
メンバー登録はこちら:http://goo.gl/forms/4NkGh15vGT41BPLt2

3回目の開催でメンバー数は3桁を超え、学年バラバラ大学バラバラ行った国バラバラやってきたことバラバラないい感じにカオスなコミュニティーになりました。カオスってことは不安定というわけで、つまりは活性化してるというわけでいいですね。ちなみに41大学から集まってます。

海外から帰ってきて想い出に沈む人
これから別な国に行くのに情報がなさすぎて辛い人
インターンとか留学の実際のところが知りたい人
キャリアに関する割とシリアスな話をしたい人
単に海外の話ができる友達作りたい人
シーシャ仲間増やしたい人(私)

いろんな動機で人が来ていて、それがまたいい感じです。

今回はもんじゃの聖地、月島の隣の勝どきで開催しました。2割くらい欠けてる集合写真。リア充。

サマーインターンの選考だったり、まだ半分残ってる単位を取るためにレポートせこせこやってたり、クソ切羽詰まってる中でなぜこんな事やってるかって、身の回りの幸福量を最大化したいからです。友達みんながスーパー幸せなら自分も幸せという論理です。よく言うじゃないですか。自分の1番仲の良い10人の平均値が自分だって。そんなモチベーションでやってます。

ま、まず第一に自分がくそ楽しいし、つぎにみんなが楽しんでくれていて「何かしらの価値を提供できているんだろうな」と思えるのでウィンウィンです。

�今回はこんな感じの様子でした。

アメリカ、ウガンダ、オーストラリア、タイ、台湾に行ってた人たち。ハーレム羨ましい。来年多分またみんなどこか別のところへ行ってます。

なんの話か忘れたけど、割と盛り上がってたグループがこちらです。

真剣な顔してるけどなんの話してるんだろうか...

愉快な3人。マレーシア、ベトナム、インドネシア

1番右の西郷隆盛はニューヨークの大学に4年通います。リアル幕末の志士コースや。

西郷さんの顔がゆるんどる。

さっきの真面目な顔から一転。いい表情です。

いい感じにきまってる、マレーシアでインターンしてた時の同僚と上司。

今回は、欧米アジアはもちろん、中南米とアフリカに行っていた人もいたので人類が居住している大陸を制覇できました。
分野もスポーツ系の人、アカデミック系の人、ビジネス系の人がいたので多くの分野の話ができて楽しい会でした。
半分くらいが初めましての人だったし、参加者の属性も今までで一番多様だったんじゃないかな。新鮮でした。

ワインの差し入れをしてくれた、good lookingな韓国とハーフのアロハシャツがやたら似合う人、クッキーを差し入れしてくれた野球ガチなアメリカに2年行く人、来日当日にワイン引っさげてやってきてくれたフランス人、イケメンな友人を何人も連れてきてくれた大学の友人、ありがとね!一緒に楽しい会を作れてよかったです。

関連記事 : AWAY LOUNGEの趣旨、概要

つぎは7月下旬に開催します。テスト明けたタイミングでやります。

注)学生限定です。社会人向けは別に今後開催します。

興味ある人はとりあえず
仮登録をここからして、http://goo.gl/forms/ECJBw0ADuTpJ8xR82
SNSのフォローをお願いします。
twitter : @AWAYLOUNGE
facebook : https://www.facebook.com/awaylounge/

===
主催者情報

Yuki Tokoi
東京シーシャ会/トビタテ留学JAPAN/空手道松濤流/上智大学法学部
ウクレレ/ケーキのオンライン販売/写真撮影/バナーチラシ作成

ご連絡はお気軽に
twitter : https://twitter.com/yukitokoi2?lang=ja
facebook : https://www.facebook.com/yuki.tokoi

運営メディア:AWAY STORY
写真ポートフォリオ:PHOTOKOI.TOKYO

 
 

日記:<訃報>20160712

この日は、いつになく素晴らしい寝覚めだった。

8:30に目が覚め、ベッドでグダることなしに机に向かい、パソコンに貼った付箋で1日の予定を確認し身支度をして大学へ向かった。
そこまで暑いわけでも湿度が高いわけでもなかったので、リュックを背負っても汗びっしょりにはならなかった。

コンビニでいつものようにウイダー(マルチビタミン)を購入し、1限が始まる数分前に到着した。
火曜日の今日は、1週間で1番長く大学にいる日である。1限から6限まである。気合いを入れなければ。

午前中の授業の後サンマルクで息抜きをしていると、先日知り合ったアフリカに飛び立つ創価生や、AIESEC時代の先輩でアメリカの院に進学する上智生がやってきた。おまけに、先日の浴衣デーで撮影したデータを取りに同級生の女の子も2人きた。さっぱり休めなかったがいい時間だった。

学校に戻り、アメリカに関する帰国子女だらけのゼミに参加する。提出した私のプレゼンの構成はめちゃめちゃで、やはりそこは指摘され、再構成しなければとはっきり自覚した。

19時前、ようやく大学がおわり帰路につく。
ローソンで弁当を購入して帰る。

家に帰り、サマージョブのESを書きながら、トビタテ2期の友人とチャットする。
最近帰国したばかりらしく、
「おっ!お疲れ様。月末会おうな」
というような感じだった。ここ最近はこんなやり取りが多い。仲間が皆帰国してくる。
外の洗濯乾燥機からぐおんぐおんとドラムが回る音が聞こえるし、部屋の換気扇がかたかたと頼りなさげな音を立てている。
あー、平和だな日本。とか無駄に抽象的に考えていた。

突如文脈を無視したメッセージが届く。
「トビタテからのメール見た?受け入れられない」
嫌な予感がした。この忙しい時期に追加の書類提出を求めるとか、不備のある書類があるため奨学金取り消しとかそんな案内かと思った。
重い指を動かし、IPHONEのメールボックスを開く。
ロードする。
TOBITATE-XXXXXXX@XXX
からのメールを受信する。

件名は、「訃報」だった。

トビタテの人は皆世界中に飛び散っている。危険地域に行く人もいるし、それは覚悟の上のはず。「ついに起きてしまったか」と正直なところ思った。
しかし、本文を読んで膝から崩れた。

「これまで、トビタテ生の学生ネットワーク・コミュニティー化を担当していた押鐘さんが、昨晩の7月11日に亡くなりました。」

彼は最も学生に近い位置で、トビタテの事務局と奨学生の距離を近づけようと昼も夜も平日も休日も奔走してくれていた人だった。
さらけ出して隠さないゲスな部分が人間らしくて、だからこそ信頼できる人だった。
まだ30歳で、結婚したばかりの人だった。

呆然とする。

親しい人の死からここ10年以上無縁だった。
そして、一緒に活動している人の死は初めてだった。これからも一緒に仕事していきたいと思っていた人の死は初めてだった。
7日前に一緒に飲んで笑った人の死は初めてだった。次回の飲みの約束をしていた人の死は初めてだった。

彼と交わした最後の言葉は赤坂見附駅前でのこのやり取りだった。
「あれー?ちか(上司)先行っちゃったよ。一緒に帰ろうぜって声かけてくれると思ったんだけどな〜。おいとっきーまた飲もうぜ。じゃーな。」
「あ、本当。行っちゃいましたね。もちろんです。月末か8月頭にまた。」
こうして小走りで東京メトロに消えていった。
トビタテの事後研修打ち上げの2次会が解散する、7/3と4の境目だった。

訃報を受けてしばし放心したあと、
一緒に花見に行ったり、カラオケで朝まで歌ったり、二人してイヤリングORピアスを借りてふざけた写真を撮ったりした思い出がフラッシュバックしてきた。
彼がやりたいと思っていた作りたいと思っていたコミュニティー、組織、関係性、エコシステム、それらを作り上げる入り口にやっと立ったところだった。
彼としかできない話があった。またすぐにできると思っていた。もう2度とできない話になった。

1人じゃどうすればいいのかわからず、気持ちをどう持っていけばいいのかわからず、何人かにLINEした。電話した人もいた。
インド帰りの相棒にも連絡を取った。私と同じように呆然とし、東京駅で固まっているらしい。
「話そ」
15分後には四ツ谷駅で合流し、お酒を買って家へ。2人いるとちょっと落ち着く。
深夜、お腹が空いたので小雨が降る中、吉野家へ行く。
終電のない時間。ネクタイをしっかり締めた会社員が牛丼を2つ持ち帰りで注文している。現実に引き戻される。

何があったって、生きているかぎりいつまでも今の状態にとどまり続けることはできない。時計の針は周るし世界は動く。
悲嘆に暮れたってレポートの提出は3日後だし、インターンの面接は来週だし、テストは再来週。現実は待ってはくれない。
だから、

「今日は1人で歩く。そうやって好きに生きてきた。仲間の内の何人か空にいるから、俺は上を向いて歩く」(ハルジオンbyUVERworld)
そうしよう。

「別れ惜しんで泣くだけんじゃなくいつか自分だって、変わらず死んでいくことも忘れんじゃないよと、人が生きるために与えられた時間はきっと、必要な時間の半分も渡されちゃいないんだ」(いつか必ず死ぬことを忘れるなbyUVERworld)
きっとそうなんだね。

僕らが別の世界で彼に挨拶するとき、彼が作ろうとしたコミュニティーを彼が羨むほど素晴らしいものにしたことを報告したい。
着火だけしといて最初に抜けしたことを思いっきり詰って詰って土下座させて笑って抱きしめたい。

おっしー、あんたの遺志が具体的に何だったのかは正直わからない。でもあんたが作りたかったものがおれたちだったなら、おれたちの全体に流れる意志こそがおっしーの遺志だよな。
だったらおれたちで好き勝手やらせてもらって構わないよな。勝手に抜けたあんたが悪いんだ。あんたが天からどれだけ叫ぼうがおれたちにその声は届きはしない。
せいぜいそこから指をくわえて見てろよばかやろう。

いつになるかわかりませんが、下衆い話も崇高な話も持っていきます。ちょっと待っててくださいね。30年お疲れ様でした。
また、会いたいです。

【招待制パーティー】海外経験のある都内の学生へ

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AWAY Lounge〜海外な学生のサードプレイス〜

という名前で、海外経験者で完全招待制のパーティーを毎月1度、都内の某所で行っている。

「学生の」ということで、9割が大学生で1割が海外の大学出身の社会人(主に運営)である。

学生は帰国子女や留学、海外インターンの経験者など海外志向の学生が集まり、お互いの経験や各国の情報を交換し合っている。

参加者は毎回20~30人ほどで、男女比はちょうど半々。学年も1年生から5,6年生(休学等)までほぼ均等にばらけている。

都内の私立大学生が多く、参加者の1/3は慶應大学と上智大学の学生というなんともおしゃれな会だ。とはいえ、残りの半数は偏差値関係なく様々な大学から集まっている。開催地が都内ということもあって聞いたことのあるような大学ばかりが載ってしまうが...

きっかけ

海外(マレーシア)での生活から帰国し、1ヶ月かけて沖縄、茨城と回り東京に戻ってきた。その間感じたのは完全なアウェー感だった。

マレーシアでの経験を共有したいし、他の人がどんな国でどんなことを感じたのか知りたい。その人のキャリア感や人生観に触れたい。でもそんな話ができる相手がどこにもいない。

「どんなことしてきたの?どんな国なの?」

と聞かれはするがそこから話が面白い方向に発展することはまずない。挙句家族からは

「嫉妬を生むことになるからあまり話さないようにしなさい」

というようなことを言われる始末。
なんとなく興味関心が一致しそうな、国際系の団体に所属している人は数多くいるが、そのメンバーの大半は”日本を出ない"。

こうして、話が合う人がどこにもいないという事態に遭遇する。

おそらく私と同様に、帰国後にホームが見当たらない海外経験者は多いのだろうなと感じた。

というわけで

あ、じゃ海外経験者がリラックスして交流できる場所を作ろうと思い立ったのが逆カルチャーショックに苦しんでいた4月。
すぐに社内で話し、2週間後に第1回AWAY Loungeを開催。場所は勝どきにある某タワーマンションのラウンジ。

その翌月には、赤坂のアメリカ大使館の隣にあるタワーマンションのラウンジで開催。

凄まじく豪華なタワマン。平民出身の私には住んだところで居心地が悪くなってしまう。

最上階には半分屋外のテラスが。

例によって、東京タワーが見える。

真っ暗で何も見えない...

アフリカやアメリカでの恋愛話やアジアやヨーロッパでの旅行話など、基本的には意識高い人たちが意識の低い話題で盛り上がる非常に居心地のいいパーティーだった。

居心地がいい理由

このラウンジの居心地がいい理由を自分なりに考えてみたのだが、それは非常に単純だった。私が一番苦手な人種は、こんなことしてるおれ/わたしかっこいいでしょアピール系意識高い人間
そんな人がここにはいなかった。おれのほうが凄いぜ的なマウンティングをする人がいなかった。(いたら追い出しているが)
加えて、皆海外経験があるもしくは長期の海外滞在を目前に控えている。なので話の幅が広いし、ポジティブである。

そんな中にいて楽しくないはずがない。

帰国子女や、留学/インターン帰りで日本になんとなくアウェー感を感じている人で興味のある人がいたら連絡ください。

 

https://www.facebook.com/yuki.tokoi

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この記事は、AWAY MEDIAからの転載です。

反対されても気にするな。人生は彩るためにある

いま好きだと思っていることを追求するために、就職前に休学すべきかどうか。ということに関して話す。マレーシアの昼下がり。

そこで沸き起こる疑問がある。

 

「私にはそこまで悩める、打ち込めることがあるのだろうか」

 

私たちはパトスを失ったらつまらない人間に成り下がる気がする。どんな時に怒り、どんな時に哀しみ、どんな時に喜び、どんな時に楽しいのかということを積み重ねることによって自己を認識できる。感情の起伏がない人間は、ヒトと呼べるのだろうか。だからこそ、自分の核を成す「全力で打ち込めること」が欲しい。自分の人生を自分の好きなことに捧げる選択をした人はヒトとして輝いて見える。

 

自己は経験を通して形作られ変化していくものである以上、自己を理解するのは机の上では不可能だろう。実際に何かを体験してみて、それに対する自分の感情の動きを観察するしか方法がない。それにはリスクがあろうがやるしかない。何かを「好きだ」と感じた時、それを高い確度で実証するためには実際に取り組むことが必要になる。それが私は興味を持ったものにはとりあえず取り組んでみるべきだと思う所以だ。

 

人生を振り返って「結局私は何が好きだったのかわからない」という感想は抱きたくない。「好きなことに挑戦することを諦めた」と後悔する死に様は想像できない。好きなことのために、たとえ他人から「あほか」と言われるような選択を取ることになったとしても、その選択に自分の意思を感じられればそれでいい。それこそが「自分」が生きた証を自分に示す爪痕となる。その爪痕をどう考えるかで、自己を振り返って理解することができる。

 

人類は元来開拓者精神を持っているはずだ。でなければこんなに世界中に人類が分布することはないだろう。そしてその精神が人類を技術や社会制度の面で進歩させてきた。だからこそ、その進歩した技術に頼りきって進歩の意思をなくしてはならない。ある程度完成された社会制度の壁の中に安寧とし、挑戦をしなくなってはならない。そんな空気が蔓延した社会は衰退していくのだろう。生物が進化し続けるように、人類も進歩し続けるものだろう。であれば、individualとしての個人も進取の精神を失ってはならない。

 

少しでも興味を持ち、それを全力で好きになる可能性があるのなら、多少のリスクは負ってもやってみるべきだろう。興味を持つということは素晴らしいことだ。興味は新しい世界を自分にもたらしてくれる。その世界に浸り、一員となれたと感じれた時、さらに鮮やかな景色が目の前に広がるのだろう。たとえその世界が腐った世界だったとして、これまでの世界の鮮やかさに気づくことになる。

 

自分の人生を彩りたくないと考える人はいないと思う。彩りのない人生が語り継がれることはなく、人や後世に影響を与えることはない。「技術と制度に飼われた生」は人類の進歩に寄与しない。周囲の人間の参考にもならない。

 

人生に彩りを添えるには、自分の意思と行動が必要になる。他人に反対される、他人が驚くことを実行したとき、その人の人生に色彩が増えたと考えられるだろう。十人十色な世界が理想なら、自分の価値観にまっすぐに、好きに正直に生を捧げることをよしとしよう。倫理、公益に反しない限り、たとえ他人から見て愚かな選択だとしてもそれを止める権利はない。

 

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

挑戦の士気を挫くアドバイスは、相手の人生から彩度を減らすことになるかもしれない。選択の結果どんなに苦しくなったとして、それが生を奪うものではない限り、振り返れば喜劇になる。喜劇で満ちた人生は素晴らしいものだ。

 

全力で挑戦しての失敗は局地的な負けでしかない。項羽と劉邦の楚漢戦争で、最終的に勝利したのは負け続けた劉邦だった。人生は振り返った時にハッピーならば勝ちだろう。その途上、どんなに負けてもいい。終わりよければすべてよし。だから、周囲の余計な口出しは不要だし、周囲からのさえずりは聞き流し、我が道を進めばいい。

あなたの人生はあなたのためにある。

 

 

 

見かけの多様性と中身の多様性とコミュニケーション

マレーシアは言わずと知れた多民族国家。多言語多宗教で、外国人労働者もたくさんいる。パッと見て多様性を感じる。マレーシアはマレー人によって統治され、中華系によって経済が回り、出稼ぎ外国人によって労働力が支えられている。

 

インドはどうか。外国人労働者はほとんどおらず、基本的にインドはインド人によって統治されインド人によって経済が動きインド人が労働市場を支えている。一見多様性がないようにも感じるがそれは見かけの話である。

 

インドは広大な国土と莫大な人口を抱える国家で、一口にインド人といえども多言語国家だ。歴史的にも文化的にも一つの国家とくくるのは難しいものがある。この辺りは中国も同様。

 

インドの多様さは街中にも表れている。バンガロールといえばインド版シリコンバレーと呼ばれ、IT企業の集積地として知られている。貿易センタービルの敷地はかなり整備されており、ショッピングモールやコンドミニアムとの複合施設となっている。ここだけ見るとどこかの先進国に来たようだ。しかし一歩外を歩くと、土埃舞う道路をぱんぱんのバスと牛が走り(歩き)、伝統的な民族衣装サリーをまとった女性の姿も多く見る。

 

インドは経済発展が激しく、10年前と今が混在していると言われている。これも多様性とえよう。生きた時代がちがければ中身は全く異なる。多様性の真の意味とは見かけの違いではなく価値観や考え方の差異を表すのであるから、10年前と今が混在するインドはとんでもなく多様でカオスな国と言える。

 

日本では頭の固い老人と調子乗った若者の対立構造で物事が語られることが多いが、それは世代毎に受けてきた教育や触れてきた情報が違うことに起因しており、かつ世代内ではそのギャップは比較的ないから明確な対立になる。一方のインド。広い国土に広がる格差で平等な教育どころではないだろう。最新のテクノロジーを操る人もいれば、触れることすらできない人までいる。同じ価値観を共有しているグループのセグメントが細かすぎる。そんな中での意思決定は容易ではないはずだ。

 

見かけが多様な国家から中身が多様な国家に来て、コミュニケーションをとるにあたって相手のバックグラウンドを把握することの重要性を改めて感じた。

特に経済発展が著しい国では、宗教や主義、受けてきた教育やその場所、言語、職業、社会階層、経済状況、触れてきたテクノロジーは最低限確認しなければコミュにケーションは成り立たないだろう。

インド行ったら寒すぎて風邪ひいた話

インドってくっそあついイメージありますよね。湿度と気温でを汗かき、辛いカレーでも汗をかき、汗を流したガンジス川で体調を崩して発熱してまた汗をかく…

ところがどっこい、寒くて風邪引きました。

上記のイメージって北インドなんですよ。「インドといえばカレーとナン!」のナンも北インド。国土広いので食べ物かなり違います。風習も違うし言葉も違う。ってことで「気候も違う」

 

今回行ったバンガロールは、緯度的にはマレーシアのクアラルンプールと大差ないので気温も同じくらいだろうとたかをくくっていたのですが、ここ、高原なの?軽井沢に来たみたいな(行ったことないけど)気分に猛烈に襲われました。

しかしさむい。 というわけで飛行機を降りた23:30、第一声は「暑い!インドアチィ!」のはずが「うっ、さぶっ。。。」と変わりました。機内がクソ寒い中半袖ティーシャツで我慢していたのにこれはないよインドさん。早速出鼻をくじかれました。

 

ホテルは予約を間違えまして、ホステル的なところで旅人とわいわいやろうと思っていたらその実ただのボロいホテルで完全にぼっちです。 しかもなんか部屋が土臭い。ついでにほこりっぽい。アレルギーとかは花粉症以外ありませんが、入った瞬間くしゃみです。備え付けのタオルも全然ふかふかじゃないし薄汚れてるしやっぱり土臭い。なんなんだこれは。洗面所は電気つかないしシャワーは出ない。いやー、さすがですインドさん。

 

結局シャワーは私が出し方を知らなかっただけで温水しっかり出たし(4泊目に発覚)、電気もすぐ交換してくれました。しかし滞在三日目、風邪引きました。この埃っぽい部屋のせいなのか、喉の奥、左側上方が剥けてる気がして痛い。眼窩も痛む。鼻水が出る。あぁぁ。

 

インドへ旅行に行かれる皆さん、インド広いです。インドの情報ではなくインドの〜州の情報を集めましょう。祝日も違ったりします。あとは例外なく言えることですが「マスク必携」です。街中の大気汚染具合は半端じゃないです。

高校生未満の子を持つ親がすべきこと「偏差値上げより視野の拡大」

この記事を読まなくていい人:子供を医者にさせたいとか、家業を継がせたいとか、資本主義や社会制度ヒエラルキーの上位を目指してる人。そしてそれで食っていける蓋然性が高い人。

この記事を読んで欲しい人:子供の夢がほわんとしていて将来が心配な人。特に資産があるわけでもなく「ストック」でなく「フロー」の世界で生きている人。

 

偏差値を上げることの価値はどんどん減じている。これまで偏差値競争の出口だった大学入試の改革も始まった。世界トップの大学はそもそも偏差値方式ではない。偏差値が高ければ仕事ができてお金が生み出せるわけではないこの世界で、新興国から押し寄せる安価でスキルフルな人材に勝てるのかどうか正直疑問だ。では子供に何をさせるべきなのだろう。

 

小学校の頃より、私は弁護士になりたかった。大学進学が決まった当時は

私は多分プログラミングやコーディングはやらないできない。そんなにセンスがあるわけでもないのでクリエイティブ系なことはおそらくしない。大して英語も話せないので海外にも弁護士資格を取るまでは出ないだろう。

と考え、それをベースに様々な選択をした。(パソコンはmacではなくwindowsを選んだし、大学は慶應SFCではなく上智大法学部にした)おそらく弁護士以外の選択肢を無意識に除外していたのだと思うが、そもそもこの判断のベースは全くもって間違っていた。

 

以下に挙げるここ約1年の私の行動がその証左。

  • 拠点をマレーシアに移した
  • せっかくなので10ヶ国くらい周った
  • windowsが壊れたのでmacbook airを購入した
  • Adobeのphotoshop,Illustlator,Dreamweaverをしこたま使い、チラシとかバナー作りまくった
  • Canon 60Dで上記の素材撮影した
  • 経営者や起業家にインタビューして記事を書いた
  • Tech系のイベントがあれば顔を出して10年後の予想した
  • いわゆる「グローバル人材」育成研修事業の企画、実行をした
  • サイト5つくらい作った(UI UXからデザイン、コーディングまで)
  • HTML,CSS,JavaScriptの勉強と実践をした
  • NPO運営した
  • webメディア作った

まとめるとこう。

進学の選択肢に海外の大学がなかったことがそもそも謎なのだが、進学したもののつまらなすぎて日本出ちゃったし、改善の余地は大いにあれど英語はまぁ使えるし、独学でコーディングしてるしできるし、いろいろデザインしたりクリエイティブなことしかしてないしむしろデザイナーになりたい。(そしてベルリンかシリコンバレーでスーパークールなプロダクト作って世界征服するかそんな感じの野望ある人を応援する。)

というわけで、高校時代および、大学入学時点の私とではスキル面でもマインド面でもまったく違う人間になった。なぜかというと理由は単純で、国内でいろいろと活動しているうちにいかに日本が構造的に内輪になっているかを理解しなんとかそこから抜け出したいともがいたから。

結局何かというと、学生時代の自分のできることできないことや興味関心で将来を明確に決めてしまうことは人生の選択肢を狭めてしまう。なぜならば、個人に焦点を当てれば、MOOCなど各種オンライン講座の開設が進み知識やスキル的な意味での能力は低コストでいつでもどこでも伸ばせる環境が整ってきたし、学生時代にできることなんてそもそも少ない選択肢の中からなんとなく選んで周りよりちょっとできたくらいのものでしかない。大きな話で言えば時代は変化し続けるしテクノロジーは発展し続け(と信じられている)、結果として新しい職業は生まれ続け、古い職業はなくなり続ける。

となると高校生や中学生の子供に対してすべきことは、早い段階で世界の広さを教えてあげること。そして未知の世界に飛び込む勇気を持たせてあげること。そうして自分でどんどん世界を広げて選択肢を広げて成長するサイクルを自力で回せるような人間に育てることが大事。

 

中途半端なマインドでいい大学行って、自分のことを人より優れていると勘違いし、研鑽を怠る。そんなプライドが高いだけの使えない人間にだけはならないようにしたい。別な国にでも、別な分野にでも、興味を持ったら飛び込んで行って常に「謙虚に学ぶ姿勢」を持ち続けたいものだ。

 

世界は広がることを止められない。ならばむしろ楽しもう

年末だなぁと考えていたら、自然と指がキーボードに向かいこの一年の総括を書き始めていました。特に誰に伝えるでもなくつらーっと書いた文章ですが、こういう方が自然体でいいものなのでしょうか。頑張って書いた時と比べて反響が全然(良い方に)違います。びっくりしたのでこの文章を取っておこうと思い、ここに転載します。

20151225 マレーシア クアラルンプール

トビタテ4期の1次審査発表があったようです。

ブログ経由で問い合わせがあり、書類のアドバイスをしていた人が20人くらいいました。彼(女)らからちらほら「通りました!」という連絡が来て嬉しいクリスマスプレゼントになっています。

 

今年一年の感想は、「世界は一度広がったら広がり続けるだけ


18年間住んだ茨城を離れ、進学を期に東京に移り住んだ2年間は、文字通り刺激に満ち溢れていました。東京と地元の文脈はこんなにも違うのかと驚いたものです。年齢立場問わず多くの方とお会いする機会があり、「あ、日本ってこんなに広かったんだ」と感じていました。

 

人生の1/4を過ごした日本もそろそろ飽きたな、とマレーシアに1年間住んでみましたが、これまた全然違う世界が見れました。「アジア広し」です。日本の中にグローバルはありませんが、マレーシアはとんでもなくグローバル価値観な国家でした。というかグローバルが当たり前すぎて、誰もグローバルなんて言いません。私の課題としてあった、 国境を気にしないマインドセットを持つこと はとうに達成され、どの人種やどの国家ではなく、どのコミュニティーに貢献したいのかということをまず考えるようになりました。

 

帰国しても卒業したらすぐに日本出たいし、一度は中東で仕事したいし(これは単なる好奇心)、ベルリンとシリコンバレーにはそれぞれ1,2年ずつ仕事か生活したいです。となると発生する問題は、普通に日本で就職してそこらで闘えるスキルセットが身につくのかという点と、うちの法学部卒って世界の人材マーケットで価値あんの(多分ない)といったところでこの辺どうしようかなぁと考えるのが2016年のテーマです。

 

この記事はfacebookの以下投稿コピペです。

www.facebook.com

 

【結局あなたは何者ですか】「人に褒められるために」ではなく「ただ自分がしたいから」

2015年9月21日、マレーシアクアラルンプール市内のレストランでブランチを取っていた。ふと思い立ってオフィスから出て、外で作業しようと考えたためだ。 その昼下がり、作業もひと段落したため日記でも書くかと少し回想モードに入った。そのとき、文章が降ってきた。

 

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AWAY(若手日本人向けの海外修行プログラム)の参加者って、就職も起業もフリーランスも放浪もみんな「当たり前に取りうる選択肢だよね」という考えを自分のものにしている人が多いんだろうと感じる。 だから多分、起業したとか○×商事入ったとか外資うんたらとかベンチャー行くとか会社入る前にふらふらしてくるわって人に会った時、「すげー」とか「変人」より先に「なんで」って言葉が口から出るんだろうね。結果変人に落ち着くのが常だろうけれど。

 

海外で働くとか、ビッグネームとか、起業とか、全てが身近にあると感じられるからこそ、その表面上の実績や経歴には大して興味が湧かないのだろう。「つまるところ、あなたは何者ですか」と。こんな空気だからAWAYは居心地がいいのかもしれない。

 

AWAYでは、〜でインターンしてますとか〜大学ですとか〜やってきました。に対して「すごいっすね。優秀ですね」という適当な返答が来ない。これはおそらく、AWAY生の多くはこれまでに遭遇した様々な選択に対して「人に褒められるために」ではなく「ただ自分がしたいから」という理由で判断を下してきた結果なのだろう。

 

何が言いたいかというと、今の所AWAYは私にとって初めて出会った自身を持ってHOMEと呼べるコミュニティーです。

 

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Facebookにはここで書くことをやめている。まとまりがなくなりそうなのと、これ以上は降ってきた文章に対する飾り付けになると感じたからだ。 しかしここはブログ。続きというかなんというかをまた誰に向けてでもなく書かせていただく。

 

羨望、嫉妬。これが私が最も嫌いとする感情ツートップだ。なぜ人はこんな感情を持って生まれてしまったのだろう。手に入りそうで手に入らない憧れは嫉妬に変わり、手に入らなそうな憧れは羨望として目指すことを諦める。 憧れも嫌いだ。何かに憧れている限り、フラットに物事を見れない。大企業に憧れる?その時点でもう他の選択肢は無理。そして大企業に入れなかった瞬間、嫉妬に変わる。

 

無駄な憧れを抱くのは人生の無駄遣いだと考えている。憧れるなら、その憧れの内部にいる人と直接話して「果たして憧れるに足るのか」ということを判断すればよい。でなければその憧れを潰せばいい。憧れなんて、割とあっけなく潰れるもの。そうして憧れが潰れればフラットに判断できるのだろう。

 

自分が憧れている場所にいる人、憧れるものを持っている人に接した際、その人自身が果たしてどうかということは全く関係なくその人をすごいと思うのだろう。盲目。ひん曲がった人でも地位や名声、富を持つ人もいる。可能な限り憧れを潰しておきたい。ドヤ顔で何かを言われても、「で、あなたはどうしたいの。あなたは何者なの」と心からの問いかけとして聞けるように。

カンボジアって日本よりおもてなし国家じゃないか説

拠点はマレーシアのクアラルンプールに置き、今はカンボジアのプノンペンにいるのだが、カンボジアの通信環境が想像以上に良い。

マレーシアはASEANの中でも経済が発展しており治安も良いという印象が強いが、カンボジアは内戦の影響を引き摺った暗い印象があった。ASEANの中ではあらゆる面で下位だ。試しにgoogleで画像を検索するとこうなる。

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カンボジアはアンコール遺跡群ばかり。

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一方マレーシアは、ペトロナスツインタワーを始めとした近代的な画像が並ぶ。

 

google画像検索は、検索語に対する一般的なイメージを返してくれると言われている。やはりカンボジアの印象は「古代」。ちなみに日本はこれだ。

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なぜか国旗が多い。富士山、東京タワー、お寺、桜、日の丸。そんなイメージがあるのだろう。

 

話を戻すが、カンボジアはご覧のような状況でありASEANの貧国だと聞いていたので正直発展ぶりに驚いた。カンボジアJICAの方は地方と都市の格差が激しいとおっしゃっていたが本当にそうなのだろう。

電源、WIFI事情

首都プノンペンでは、高層ビルこそないが、オシャレなカフェやレストランが数多く軒を連ねている。どのレストランに入っても、カフェに入ってもwifiは基本飛んでいてフリーで使うことが可能である。速度も超高速ではないが不自由しない。外国人が数多くいるためか、植民地支配の関係か、電源のプラグは2種類ある。USとイギリスだ。日本の2本プラグのものも刺すことができる。

SIM事情

simの値段も格安だ。3,5GBの通信と30分の通話を5$で購入することができる。それでいて都市部での通信は全く不自由しない。最早生活に必須のインフラとなっている通信回線だが、その値段がべらぼうに高い日本と比較すると天国に思える。勘違いの「おもてなし」を誇る日本に来た外国人が憤るのも無理はない。通信が不自由でおもてなしも何もあるか!

そのほかいろいろ事情

店員の教育も行き届いており、接客が非常に丁寧だ。マレーシアではこうはいかない。サンダルをぺったぺったしながらケータイいじりながら弁当食べながらの接客になる。カンボジアは丁寧だ。交通事情だが、電車はないものの、人口が1,500万人と少ないためか交通渋滞はない。渋滞の恐ろしいインドネシアやタイと違い時間に遅れることはまずないだろう。実際に12:00から7:00までに4箇所のアポイントを慌てずに回ることができた。

 

このように、都市部のインフラはものすごく便利で整っている。中でも、トイレに紙がついている事が大変な驚きだった。上海にもクアラルンプールにもジャカルタにも紙はなかったからだ。心配な事は水だが、安いのでその辺で買えば良い。ちなみに、日本の技術協力で完成した浄水場のおかげで、プノンペン市街の水は先進国並みに綺麗になったらしい。後は各家庭やホテルの貯水タンクやパイプが綺麗に刷新されれば水道水も飲めるようになるだろう。