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カンボジアって日本よりおもてなし国家じゃないか説

拠点はマレーシアのクアラルンプールに置き、今はカンボジアのプノンペンにいるのだが、カンボジアの通信環境が想像以上に良い。

マレーシアはASEANの中でも経済が発展しており治安も良いという印象が強いが、カンボジアは内戦の影響を引き摺った暗い印象があった。ASEANの中ではあらゆる面で下位だ。試しにgoogleで画像を検索するとこうなる。

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カンボジアはアンコール遺跡群ばかり。

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一方マレーシアは、ペトロナスツインタワーを始めとした近代的な画像が並ぶ。

 

google画像検索は、検索語に対する一般的なイメージを返してくれると言われている。やはりカンボジアの印象は「古代」。ちなみに日本はこれだ。

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なぜか国旗が多い。富士山、東京タワー、お寺、桜、日の丸。そんなイメージがあるのだろう。

 

話を戻すが、カンボジアはご覧のような状況でありASEANの貧国だと聞いていたので正直発展ぶりに驚いた。カンボジアJICAの方は地方と都市の格差が激しいとおっしゃっていたが本当にそうなのだろう。

電源、WIFI事情

首都プノンペンでは、高層ビルこそないが、オシャレなカフェやレストランが数多く軒を連ねている。どのレストランに入っても、カフェに入ってもwifiは基本飛んでいてフリーで使うことが可能である。速度も超高速ではないが不自由しない。外国人が数多くいるためか、植民地支配の関係か、電源のプラグは2種類ある。USとイギリスだ。日本の2本プラグのものも刺すことができる。

SIM事情

simの値段も格安だ。3,5GBの通信と30分の通話を5$で購入することができる。それでいて都市部での通信は全く不自由しない。最早生活に必須のインフラとなっている通信回線だが、その値段がべらぼうに高い日本と比較すると天国に思える。勘違いの「おもてなし」を誇る日本に来た外国人が憤るのも無理はない。通信が不自由でおもてなしも何もあるか!

そのほかいろいろ事情

店員の教育も行き届いており、接客が非常に丁寧だ。マレーシアではこうはいかない。サンダルをぺったぺったしながらケータイいじりながら弁当食べながらの接客になる。カンボジアは丁寧だ。交通事情だが、電車はないものの、人口が1,500万人と少ないためか交通渋滞はない。渋滞の恐ろしいインドネシアやタイと違い時間に遅れることはまずないだろう。実際に12:00から7:00までに4箇所のアポイントを慌てずに回ることができた。

 

このように、都市部のインフラはものすごく便利で整っている。中でも、トイレに紙がついている事が大変な驚きだった。上海にもクアラルンプールにもジャカルタにも紙はなかったからだ。心配な事は水だが、安いのでその辺で買えば良い。ちなみに、日本の技術協力で完成した浄水場のおかげで、プノンペン市街の水は先進国並みに綺麗になったらしい。後は各家庭やホテルの貯水タンクやパイプが綺麗に刷新されれば水道水も飲めるようになるだろう。